痛みが発生した際の薬を使わない対処法

身体のどこかが痛くなったとき、すぐに薬を飲んでしまう人も多いかもしれません。しかし薬といっても身体にとっては毒であり、飲みすぎはよくありません。
なるべく鎮痛剤などの薬剤に頼らずに対処できると身体への負担は少なくなります。痛みによってどのような対処法があるのでしょうか。
頭に痛みを感じる場合は、まず原因を探りましょう。片頭痛のように、拡張した血管が神経に触ることで痛みを生じている場合は、痛みの強い部分を保冷剤を使って冷やすようにします。
温度を下げることによって血管を細くし、神経への刺激を減らすことで痛みを緩和します。
頭痛の原因が肩こりや血行不良の場合は、首周りを温めたりツボを押したりすることで痛みを緩和することが可能です。
頭痛に効くツボとしては、後頭部のくぼみのところや、手の親指の付け根のツボが効果的だとしてよく知られています。
常におなかが痛くて胃薬が欠かせないという人もいるかもしれません。常に痛い場合は、胃酸分泌が亢進しすぎてしまっている可能性があります。
強い酸性の胃酸が大量に分泌されてしまうと胃壁が傷ついてしまい、そのまま放っておくと胃潰瘍や胃がんにつながってしまう可能性もあります。
胃酸分泌の抑制のためには、ストレスの緩和や食生活の改善が効果的です。柑橘類やすっぱいものを食べすぎている場合も胃酸過多になることがあります。
おなかにやさしい刺激のないものをとるようにしましょう。
辛いものなど刺激物を食べたせいでおなかが痛い場合は、胃薬より前に牛乳を飲んでみましょう。牛乳は胃壁に膜を張ってくれるため、刺激物による胃壁への障害を抑制することができます。
消化不良でおなかが痛い場合は、入浴などでおなかを温めて消化機能を促進すると改善されるかもしれません。生理痛の場合も下腹部を温めることが大変有効です。
薬に頼らなくても痛みを緩和する方法は様々です。どうしても痛みが抑えられない場合は鎮痛剤を使用するのも手ですが、一度これらの方法を試してみることをおすすめします。

痛みが慢性化しないようにしましょう

薬を使わない痛みへの対処法をおすすめする理由として、痛みが慢性的になってしまうからというものがあります。
鎮痛剤で強制的に痛みのシグナルを止めてしまうと、身体は薬に負けないようにシグナルを強めてしまう可能性があります。
すると痛みが強くなるために、更に薬が必要になってしまうでしょう。また、鎮痛剤は痛みを止めるだけであって、原因を治療するものではありません。
痛み止めで紛らわせているうちに、原因となる身体の異変が見逃され続けて悪化してしまう可能性があります。手遅れになる前に原因を根本治療することが何よりも大切です。
特に女性の場合、生理痛が重く鎮痛剤を常用している人も多いかと思います。
しかし、婦人系の疾患では下腹部の痛みを生じるものも多く、生理痛の陰に大きな疾患が隠れている場合があります、ただの生理痛だと鎮痛剤で痛みをおさえてしまっていると、病気の発見が遅れてしまうことがあるかもしれません。
薬剤を継続的に使用していると、薬に対する耐性がついてしまう場合が多くあります。同じものでは効かなくなり、段々と作用の強いものに変えていかなければ鎮痛効果が出なくなってしまいます。
薬の効果が強いということは、それだけ身体への影響も大きくなるということは自明です。このような強い薬を日常的に服用していると、薬物の代謝の場である肝臓に大きな負担がかかり続け、肝機能障害などの有害作用が強く出てしまう可能性もあります。
痛みを抑えてくれる薬は沢山あり、辛い症状を即座に緩和してくれるとてもありがたいものです。しかし、そもそも痛みというのは体内で起きている異変や病気を伝えてくれる非常に大切なサインの一つです。自分の身体が出している合図を見逃さないようにしましょう。